2025/4/7 修正
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面接時の持ち物として【身分証明書】の提出が求められることが一般的です。
「風俗業界は自由なイメージがあるけれど、本当に必要なの?」
「個人情報を悪用されたりしない?」
そんな不安を抱く人も少なくありません。
今回はなぜ身分証明書が必要なのか、どのような種類を用意すればよいのかについて詳しく解説します。
なぜ身分証明書が必要なのか?
風俗業界では、働く女性の年齢が18歳未満であることが法律で厳しく禁止されています(一部のソープランドでは20歳以上であることが求められます)。
これは風営法や児童福祉法に基づく規定であり、違反が発覚した場合は店舗は即座に営業停止処分を受けるだけでなく関係者は厳しい罰則の対象となります。
そのためお店側は雇用の際に、必ず働く女性が適法な年齢に達しているかを確認する義務があります。
また、日本国内での労働資格を有していない外国人の不法就労を防ぐ目的もあるため国籍の確認も求められます。
これらの確認を確実に行うために、名前・生年月日・住所・本籍・顔写真が記載された公的な身分証明書の提示が必要となるのです。
身分証の提示を求めてこない店舗は法令違反をしている可能性が高いため、安心して働ける環境とは言い難いです。
そのようなお店は避けたほうが良いでしょう。
どのような身分証が使用できるのか?
基本的に、以下の顔写真付き身分証が認められています。
・パスポート
・運転免許証
・マイナンバーカード
・顔写真付き住民基本台帳カード
顔写真付きの証明書が必須とされる理由は、第三者(家族や友人など)の身分証を借りて成りすますことを防ぐためです。
例えば年齢が確認できる健康保険証などを使用できるとすると、他人の保険証を借りて18歳以上を装うことが可能になってしまいます。
そのため法律上、お店側は「本人であること」と「年齢が適正であること」を確実に確認できる顔写真付きの証明書の提示を求める必要があるのです。
ただし「顔写真付きの身分証を持っていない」という方もいるかもしれません。
その場合、以下のような2つの身分証を組み合わせて提示することで対応可能となるケースもあります。
・健康保険証 + 写真付き学生証
・健康保険証 + 社員証(写真付き)
このように柔軟な対応をしてくれるお店もあるため、事前に確認してみるとよいでしょう。
身分証のコピーが悪用されるリスクはあるのか?
身分証の提示に不安を感じる方は多いでしょう。
特に「コピーを取られてしまったら悪用されるのでは?」と心配になる方もいるかもしれません。
実際に身分証を悪用すれば口座開設やクレジットカードの不正発行、さらには借入などが可能となるケースもあります。
しかし、以下のような理由からコピーだけではほとんどの金融取引が不可能であり身分証が単独で悪用されるリスクは低いと言えます。
・金融機関での口座開設やクレジットカード発行では、身分証の原本の提示が必要
・郵送申し込みやオンライン申し込みでは、身分証以外に本人確認情報が求められる
また多くの風俗店では身分証のコピーを取らない、または必要最小限の情報のみを記録することを徹底しています。
もしも身分証の取り扱いが不安な場合は「コピーは取られますか?」と事前に確認してみるのが良いでしょう。
信頼できるお店であれば個人情報の管理を徹底しているため、丁寧に対応してくれるはずです。
まとめ
風俗店で働くために身分証明書の提示は必須です。
これは、働く女性の年齢確認と外国人の不法就労を防ぐために法律で定められているものです。
また、面接時に提示する身分証は就労資格を確認する目的のみで使用されます。
仮に採用が決まり働くことになった場合でも、従業員名簿の作成が必要になるまでは店舗側が個人情報を不必要に保持することはありません。
身分証の提示に不安を感じるかもしれませんが、これを求めるお店は法令を遵守してしっかりと管理体制を整えている良いお店であると言えます。
逆に身分証の確認を求めないお店は法律を守っていない可能性があり、働く環境としてはリスクが高いです。
「安全に安心して働く」ために、しっかりと身分証の管理を行う店舗を選ぶことが大切です。