2025/4/9 修正
目次
体験入店とは?
体験入店とは、正式にお店へ入店する前に実際の仕事内容や職場の雰囲気を体験するためのシステムです。
お店によっては「〇回接客を行う」といった回数制や「〇日間働く」といった期間制の2種類の体験入店の形式が存在します。
「本当にこのお店で働けるか不安……」という方にとって、体験入店は非常に有効な方法です。
特に、数日間体験してみることでお店の忙しい時間帯や曜日の傾向・スタッフの雰囲気を知ることができるので入店後のギャップを減らせるでしょう。
また、本人確認書類が揃っており必要な衣装や化粧の準備ができていれば面接当日にそのまま体験入店をすることも可能です。
その場でお仕事の雰囲気をつかめるため、即決できる人にとっては便利な制度といえます。
体験入店の流れ
STEP1:面接
体験入店をする前に、まずは面接を受ける必要があります。
面接では、以下のような流れで進行します。
・店舗のルール、待遇、給与体系、業務内容などについて説明を受ける
・面接時に、希望する働き方や出勤の頻度などをヒアリングされる
・本人確認のために身分証明書(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等)の提示が必須
・面接に合格すると、体験入店をするかどうかの確認を受ける
→すぐに体験入店をする場合は、そのまま次のステップへ進む
→迷っている場合は、「体験入店をしてから考えたい」と伝えてもOK
▶ 面接時のポイント
・疑問点や不安な点があれば、遠慮せずに質問すること。
・体験入店当日の持ち物(衣装や化粧道具など)を確認する。
STEP2:入店準備
体験入店をする前に、以下の準備を行います。
〇仕事内容の講習
・お客様への接客の流れや対応方法を学ぶ
・初めての方でも安心できるよう、しっかりと説明を受けられる
〇必要な道具の説明
・使用するアイテムや設備の使い方を教えてもらう
〇パネル写真の撮影(店舗による)
・体験入店時のパネル写真は、不要の場合や自撮りで対応する場合もある
・本入店後に正式なパネル写真を撮影するのが一般的
▶ 入店準備時のポイント
・初めての仕事で不安なことがあれば、遠慮せずにスタッフに相談する
・必要な道具や衣装について、事前に準備しておく
STEP3:体験入店
いよいよ実際にお客様について接客を行います。
・お客様には事前に「体験入店中」「未経験者」であることが伝えられているので、安心して接客できる
・仕事をしながら、実際の業務の流れやお客様の雰囲気を体験
・お仕事が終わったら、給与を受け取る(店舗によっては日払い対応もあり)
▶ 体験入店時のポイント
・わからないことがあれば、すぐにスタッフに相談する
・実際の業務を経験しながら「ここで働きたいかどうか」をしっかりと考える
STEP4:正式入店
体験入店の後「ここで働きたい!」「続けていけそう!」と感じたら、正式に入店する意思を伝えます。
・入店後、正式なパネル写真の撮影を行う
・お店のスタッフと相談しながら、シフトや出勤頻度を決めていく
▶ 入店後のポイント
・入店の意思が固まったら、できるだけ早めにお店に伝える
・自分に合ったシフトを組めるよう、希望の働き方を相談する
体験入店時の注意点
体験入店を行う際に注意したいのが「体入荒らし」と呼ばれる行為です。
体入荒らしとは、体験入店は給与面で優遇されることが多いためそれを目的に複数の店舗で体験入店を繰り返して正式に入店しない行為を指します。
いろいろな店舗を見て回るのは問題ありませんが、入店する気がないのに体験だけを繰り返すのはNG。
体入荒らしとみなされた場合、周辺のお店で働けなくなる可能性があるので注意!
体験入店のメリットとデメリット
メリット
◎お店の雰囲気や業務内容を実際に体験できる
◎お仕事の流れや接客の仕方を学べる
◎入店前にお店のスタッフや環境を確認できる
◎体験入店中でも給与が支払われる
デメリット
⚠体験入店のみを繰り返すと「体入荒らし」と疑われる可能性がある
⚠体験入店時のパネル写真が掲載される場合がある(事前確認必須)
まとめ
体験入店は、働くお店を決める前に雰囲気を確認できる重要なステップです。
お店側も体験入店を制度として用意してくれていますが、お客様に失礼な対応をしたり入店の意思がないのに繰り返し体験入店をすることは避けましょう。