2025/4/21 修正
目次
「もしかして…」「気のせいかな?」と思いながらも、どこかで胸騒ぎを感じている女の子も少なくないかもしれません。
ストーカー行為は最初は誰にも気づかれないように巧妙に接近してくることがありますが、徐々にその行動が大胆になったり自分の存在をわざと示してくることもあります。
今回は「ストーカーかも?」と感じたとき、あるいはすでに自覚がある場合に取るべき行動や対処法について実際に役立つ具体的なステップをお伝えしていきます。
その1 1人にならない
ストーカー被害が疑われるとき、一番大切なのは「孤立しないこと」。
人混みにいると「この中にあの人がいるんじゃ…」という不安に襲われることもあるかもしれません。
だからといって一人になる選択は危険です。
ストーカーは、二人きりになれるチャンスを常に狙っている可能性があります。
とくに人気のない場所や帰宅時などは誰かの視線がないタイミングを狙われやすいため、可能な限り人目のある場所を選ぶようにしましょう。
もし可能なら、信頼できる友人や家族と常に一緒に過ごすのが理想です。
また、自宅が知られてしまっていると感じる場合は一時的に宿泊施設を利用したり寮を貸してもらうなどして身を守る環境を整えることも重要です。
加えて、マンションやアパートでは帰宅後すぐに照明をつけてしまうと部屋の特定に繋がります。
帰宅して少し時間を空けてから電気をつけたり遮光カーテンを使うなど、生活リズムが読み取られにくい工夫をしておくのも効果的です。
その2 お店へ相談する
「まだ確信はないし、もし違ったら…」と遠慮してしまい誰にも相談できずに悩んでいる子も多いのではないでしょうか。
でも、不安を感じた時点で相談することが大切です。
お店のスタッフに相談することで、早い段階で対策を講じてもらえることがあります。
お店としても、女の子が安心して働ける環境を提供することは責任の一部。
実際に女の子が退店してしまえばお店側も損失になりますし、ほとんどのお店では真剣に対応してくれます。
もしストーカーが特定のお客様であれば、お店側からその方との接点を遮断してもらうことが可能です。
本人に直接断るよりもお店を通じての対応の方が穏便に済む場合が多く、精神的負担も少なく済むでしょう。
なお相手がスタッフだった場合は、そのスタッフ以外の信頼できる人物や警察など第三者に相談することが望ましいです。
その3 NG客にする
「このお客様ちょっとおかしいかも…」「もしかしてつきまとってる?」と感じたら、迷わずお店を通してNG客の対応をお願いしましょう。
NG客に設定することで、もうそのお客様と会うことはなくなります。
自分で対処しようとせず、お店の力を借りて安全を確保することが先決です。
ただし、人によっては「自分たちは付き合っていたのに店に邪魔された」と思い込んだり極端な感情に走る可能性もあります。
そうしたリスクも考慮して、証拠の確保や然るべきところへの報告を済ませてからNG設定を行うのがベターです。
感情的に逆上される前に冷静に第三者を介して対応することが、被害を未然に防ぐ大きな一歩になります。
その4 証拠を集める
ストーカー対策において、最も重要ともいえるのが「証拠の収集」です。
「なんとなく怖い」といった感覚だけでは、警察など公的機関が動くのは難しい場面もあります。
ですが、実際に証拠がそろっていれば法的な対処をしてもらいやすくなります。
メールやDM・留守電の録音・送りつけられたプレゼント・待ち伏せされている現場の写真など、できる限り客観的に証明できる形で残しておきましょう。
また、付きまといや目撃情報など物的証拠が難しい場合は日記やメモに日時や場所・状況などを記録しておくだけでも効果があります。
プレゼントなどを手元に置いておくのが精神的に辛い場合は、お店で預かってもらえないか相談するのも手です。
自分を守るために、証拠は可能な限り残しておくよう心がけてください。
その5 警察へ相談する
ストーカー被害を受けている、またはその疑いが強いときは早めに警察へ相談しましょう。
警察では、接近禁止の警告やストーカー規制法に基づいた逮捕・措置など状況に応じた対応を取ってくれます。
より具体的で迅速な対応を引き出すためには、先述した証拠の提出が非常に重要です。
証拠があれば警察としても動きやすく、あなたを守るための適切な手段をとることができます。
ただし、もし相手から「殺してやる」などの危害を加えるような発言や実際に被害が発生している場合は証拠が不十分であっても即時に相談してください。
何よりも命と安全が最優先です。
まとめ
ストーカー被害は、どんなに注意していても突然起こるものです。
「自分は大丈夫」と思わずに、少しでも違和感や不安を感じたら我慢せず早めに動くことがあなた自身を守る最大の武器になります。
一人で悩まないで誰かに話すことで、未来が変わるかもしれません。