2025/5/15 修正
目次
前回は、昼間に働く本業(いわゆる昼職)と風俗店の仕事を両立させる「掛持ち」についてお話ししました。
今回はその続きとして、風俗店同士での掛持ちについてより詳しくご紹介していきたいと思います。
風俗の仕事に慣れてきたり、もっと稼ぎたいと考えると「別のお店でも働けるのかな?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
掛持ちのパターンは?
風俗業界における掛持ちには、主に次のような3つのパターンがあります。
1:昼職(会社員/学生など)と風俗の掛持ち
2:夜職(キャバクラ/コンカフェなど)と風俗の掛持ち
3:風俗店どうしでの掛持ち
まず1のパターンについては、前回の記事でも触れましたが基本的に問題となることは少ないです。
むしろ、昼職で得たスキルや経験がお客様対応などに活かせるという点でプラスに働くこともあります。
次に2のパターン。
こちらも一般的にはOKとされることが多いですが、注意点もあります。
たとえば、風俗とキャバクラ両方のピーク時間帯が重なってしまうとどちらかの勤務に支障が出てしまいます。
また、キャバクラ側が風俗勤務をNGとしている場合もあるので事前に確認が必要です。
そして3のパターン、風俗店同士での掛持ちは実はNGとしているお店が意外と多いのが現実です。
働こうとしている店舗が掛持ちを許可しているかどうかは、面接時に必ず確認するようにしましょう。
なぜ風俗店の掛持ちは避けられるの?
風俗店同士での掛持ちが敬遠される理由はいくつかありますが、代表的なものを挙げてみましょう。
まず一つは、出勤日数が減ってしまう可能性が高いからです。
どちらかのお店に出勤すればもう一方のお店の出勤枠は当然減るわけで、それはそのまま売上の減少に繋がってしまいます。
さらに大きな問題が、顧客の流出です。
同じキャストが複数の店舗に在籍していると、価格設定やオプション内容の違いによってよりお得な方へお客様が流れてしまうケースがあります。
たとえば、同じ女の子と遊べるなら当然ながら料金が安い方を選ぶお客様も多いでしょう。
仮に料金が同じだったとしても、バック率が高いお店をキャスト自身が優先して紹介する可能性もあります。
その他にも、オプションの充実度やサービスの違いによって顧客の満足度やリピート率が変わってしまうことも。
一度他店へ流れたお客様はそう簡単に戻ってこないことが多いため、お店としては大きな損失になってしまいます。
さらに深刻なのが、顧客情報やバック率といった内部情報の流出リスクです。
これらの理由から、店舗側としては風俗店同士での掛持ちには非常に敏感になっているのです。
掛持ちがバレてしまったら?
「バレなければ大丈夫でしょ」と軽く考えている方も中にはいるかもしれません。
しかし、実際のところ風俗業界は意外と狭いものでお店のスタッフ同士が繋がっているケースも多々あります。
また店舗側は自エリア内の他店の情報を定期的にチェックしていますし、他店のHPや在籍一覧などを通じて簡単に把握できてしまうこともあります。
もしバレてしまうと、どうなるのでしょうか?
最悪の場合は出勤を減らされたり集客を止められたり、クビを宣告されることも…。
罰金制度を設けているお店も存在するため、損害賠償的な扱いになることすらあり得ます。
そうなってしまうと今まで築き上げた環境やお客様との関係が一瞬で崩れてしまうため、内緒で掛持ちをするのはリスクが高すぎる行為と言えます。
風俗店の掛持ちをしたいなら…
どうしても複数の店舗で働きたいと考える場合、いくつかの工夫をすることで認められる可能性はあります。
たとえば、エリアや業種を変えるという方法。
同じ風俗業でも「性感エステ」と「ソープランド」など、業種が異なれば顧客層も違ってきますし店舗側の競合意識も薄れる傾向にあります。
また、勤務エリアをまったく別の地域にすることで顧客の被りを避けることもできます。
ただし、異なる業種で働く場合はサービス内容の線引きをしっかりと自分の中で設ける必要があります。
サービスの内容が曖昧だと、どちらのお店にも迷惑をかけることになりかねません。
もう一つの手段が、グループ店舗での掛持ちです。
複数の風俗店を経営している企業や法人であれば、スタッフ管理が一元化されているためスムーズに複数の店舗で働かせてもらえるケースもあります。
このような店舗を選ぶことで、安全に掛持ちができる可能性が広がります。
まとめ
今回は「風俗店同士の掛持ち」について詳しく解説してきました。
基本的にはNGとされることが多い掛持ちですが、生活を安定させたい・もっと稼ぎたいといった明確な目的がある場合には工夫次第で実現することも可能です。
ただし、ルールを無視して勝手に掛持ちをしてしまうと現在の職場環境や信頼関係を大きく損ねてしまう恐れがあります。
最終的には自分にとってマイナスになってしまうことも少なくないため、必ず事前にお店へ確認して許可を得た上で行うようにしましょう。