目次
はじめに
「昔の日本人はノーパンだった!」なんて聞いたことはありませんか?
現代では、下着を身につけるのが当たり前ですが、そもそも昔の日本人はどんな下着を履いていたのでしょうか?
今回は、日本の下着の歴史をラフに探っていきます!
昔の日本人、下着事情ってどうだった?
まず、今のような「パンツ」という概念は、昔の日本には存在しませんでした。
西洋文化の影響を受けるまでは、下着の概念自体がかなりシンプルだったんです。
実際、多くの庶民は「何も履かない」または「最低限の布を巻くだけ」というスタイルでした。
「ふんどし」っていつからあるの?
「下着」と聞いて、多くの人が思い浮かべるのがふんどしではないでしょうか?
ふんどしは、日本の伝統的な下着で、紀元前から存在していたと言われています。
特に戦国時代や江戸時代には、武士や労働者たちの間で広く使われていました。
ふんどしにはいくつかの種類があり、
- 越中ふんどし:シンプルに布を巻き付けるスタイル
- 六尺ふんどし:がっちりと腰に巻きつけるスタイル
現代のトランクスやブリーフのように、フィットする形ではなく、ゆるめのものが多かったようです。
女性は何を履いていたの?
さて、男性がふんどしを履いていたことはよく知られていますが、女性はどうだったのでしょう?
実は、江戸時代以前の日本では 女性は基本的に下着を履かないのが一般的だったと言われています。
着物の下には、直接「肌襦袢(はだじゅばん)」や「腰巻(こしまき)」を巻く程度。
現在のようなショーツに相当するものは存在していませんでした。
しかし、明治時代に入り、西洋文化が流入すると「ドロワーズ」と呼ばれる膝丈のゆったりとしたズボン型の下着が女性の間で広まり始めました。いわゆるかぼちゃパンツですね。
これが、現代の下着文化の始まりといわれています。
ノーパン文化は本当なのか?
「昔の日本人はノーパンだった」と言われると、ちょっと衝撃的ですが、実際には ほぼ本当です。
特に庶民にとっては、下着をわざわざ買うような習慣がなかったため、直接着物を身につけることが普通でした。
また、着物の構造上、現代のようなピタッとした下着は不要だったとも言えます。
しかし、全員が「完全ノーパン」だったわけではなく、寒い地域では防寒のために布を巻いたり、裕福な人々は特別な下着をつけたりしていたようです。
まとめ
というわけで、昔の日本人の「下着事情」は、現代とはまったく異なっていました。
- 男性はふんどしを愛用。
- 女性は基本的にノーパン、もしくは腰巻などの布を使用。
- 下着の概念は明治以降に西洋文化とともに広まった。
今の日本では、下着をつけるのが当然の習慣ですが……。
昔は「履かない」ことが普通だったと考えると、文化の変遷って面白いですよね!
