2025/4/18 修正
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風俗業界で働く女性にとって、仕事に対する不安やリスクのひとつとして挙げられるのが「ストーカー被害」ですよね。
SNSやネットニュースなどでも「風俗嬢がストーカーに付きまとわれた」「最悪の場合事件に発展した」などの話を目にする機会があり、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
ですが実際のところ、風俗で働く女性は本当にストーカー被害に遭いやすいのでしょうか?
今回はその実情や傾向、そしてストーカーに発展しやすいパターン・対策などについて詳しくご紹介していきます。
ストーカー被害の実情
一般的に「ストーカー被害に遭いやすい」とされているのは、接客業に従事している女性です。
これは、接客中に丁寧に対応したことをお客さんが「自分に特別な好意を持っている」と勝手に解釈してしまうケースが一定数あるため。
恋愛感情に近い誤解が生まれ、結果としてストーカーへ発展する可能性があるのです。
特にガールズバーやキャバクラのようにお酒が入る場では、お客さんとの距離も近くなりがちでテンションが上がりすぎてしまった一部の人がそのままストーカー化するケースも見受けられます。
では、風俗業界の場合はどうでしょうか?
一見お客さんとより深い関わりを持っているように見える風俗嬢の方が被害に遭いやすそうに思えますが、実際は意外にもストーカー被害は比較的少なめとされています。
風俗嬢のストーカー被害が少ない理由
風俗を利用する男性の多くは、その目的がはっきりと「性欲の発散」にあります。
プレイ中に恋人気分を味わっている人はいてもプレイが終わったあとの「賢者タイム」によって現実に戻りやすく、そこでしっかりと線引きをする人が多いのです。
つまり「これは恋愛ではなくあくまでお金で買ったサービスである」という認識を持っている人が多いため、風俗嬢に対して本気の感情を抱くことが少なく結果としてストーカーに発展するケースも抑えられやすくなっています。
疑似恋愛や疑似体験はお金を支払うことで成立する関係、という認識があるからこそ「これは仕事であり個人的な好意ではない」と自然に理解できるのです。
とはいえ、誰もが理性的に割り切れるわけではありません。
色恋営業や過度に親身な接客を行うことで、お客さんが「もしかして本当に好きでいてくれているのかも…?」と誤解してしまうケースも存在します。
このような場合は、風俗嬢であってもストーカー被害に発展する可能性が出てくるのです。
ストーカーに狙われやすい女の子の特徴
ストーカー被害に遭う女性には、いくつか共通した傾向があります。
誰しも被害者になりうる可能性はありますが、中には繰り返しストーカー被害に遭いやすい「狙われやすい性格」の女性も存在するのです。
具体的に言えば、以下のような性格傾向を持つ女の子は注意が必要です。
・穏やかで怒ることが苦手
・優柔不断で相手の意見に流されやすい
・同情心が強く、頼まれると断れない
・困っている人を放っておけず、親身になってしまう
・相手の気持ちに寄り添いすぎてしまう
・自分を犠牲にしてでも人を助けたいと思ってしまう
これらはどれも、人として素晴らしい長所でもあります。
ですが残念なことに、ストーカーになりやすいタイプの人間はこういった優しさや共感力につけこんでくる傾向があるのです。
「自分にだけ特別に優しくしてくれている」「あの子は俺のことをわかってくれる」と思い込ませてしまうとそこから恋愛感情に発展し、過剰な執着へと変わっていく可能性もあります。
仕事として距離感を保っていたつもりでも相手が勝手にそのラインを越えてきてしまうこともあるため、自分自身の接し方を少し意識するだけでも被害のリスクを減らすことができるでしょう。
まとめ
ストーカー被害を未然に防ぐためには「お客さんと自分はあくまで金銭を介したサービス提供者と利用者の関係」であることを、相手にしっかり認識させることが大切です。
サービスの一環で笑顔や優しさを見せることはあっても、あいまいな態度や過剰な親しさを演出しないことがポイントです。
特に色恋営業をする場合は、あくまで演技であるという線引きを自分の中で明確にしておくことが重要です。
相手の勘違いを招かないよう仕事とプライベートの距離感をしっかりと保ち、必要以上に踏み込ませない姿勢がストーカー被害の防止に繋がります。